2013年に史上最高齢の80歳でエベレスト登頂を果たした冒険家の三浦雄一郎さん(82)の講演会が12日、愛媛県新居浜市繁本町の市民文化センターであった。三浦さんは成功までの長い道のりを振り返り「できないことにとらわれず、できるという可能性に懸け、諦めなければ夢はかなう」と訴えた。
 講演会は新居浜青年会議所(JC)の創立50周年記念事業の一環で、市民ら約1000人が参加した。
 70歳と75歳に次いで、3回のエベレスト登頂に成功した三浦さん。大腿(だいたい)骨骨折や心臓の手術など度重なるけがや病気に見舞われながらも挑戦を続けた心境を披露し、「目標がなければ人生はつまらない。チャレンジ精神を大切にしてほしい」と語った。